○国立大学法人茨城大学防災防火管理規程
(平成27年3月31日規程第36号)
改正
平成23年7月11日規則第52号
平成25年3月29日規則第35号
平成27年3月31日規則第55号
平成29年8月29日規則第12号
平成29年11月2日規程第80号
令和3年3月19日規程第22号
令和3年6月14日規程第46号
令和5年3月31日規則第6号
(目的)
第1条　この規程は、消防法(昭和23年法律第186号。以下「法」という。)に基づき、国立大学法人茨城大学(以下「本学」という。)における防災防火管理上の基本的事項について定め、その徹底を期し、もって地震、毒性物質発散、火災その他の災害(以下「地震等災害」という。)による人的、物的被害を軽減することを目的とする。
(諸規定との関係)
第2条　前条の目的を達するため防災防火管理について必要な事項は、別に定めのある場合のほか、この規程の定めるところによる。
(防災管理者等)
第3条　大規模地震、毒性物質発散等の災害に対応するため、本学の水戸、日立及び阿見の各キャンパス(以下「各キャンパス」という。)に、法第36条第1項に規定する防災管理者を置き、水戸キャンパスにあっては財務部長、日立キャンパスにあっては日立地区事務課長、阿見キャンパスにあっては阿見地区事務課長をそれぞれ充てる。
2　防災管理者の下に、国立大学法人茨城大学固定資産取扱規程(平成27年規程第57号。以下この条において「固定資産取扱規程」という。)第5条第1項に規定する範囲毎に防災責任者を置き、固定資産取扱規程第5条第1項に規定する固定資産管理責任者をもって充て、部屋等を単位として防災担当責任者を置き、固定資産取扱規程第6条第4号に規定する監守計画において固定資産管理責任者が定める火気使用責任者をもって充てる。
[国立大学法人茨城大学固定資産取扱規程(平成27年規程第57号)第5条第1項] [固定資産取扱規程第6条第4号]
3　学長、工学部長及び農学部長(以下「学長等」という。)は、各キャンパスのうち管理について権原を有する防火対象物に係る防災管理者に事故があるとき又は消防法施行令(昭和36年政令第37号。以下「令」という。)第47条第1項に規定する防災管理者の資格が無い者が充てられることになるときは、他の防災管理者有資格者の中から防災管理者を選任し、職務を代行させるものとする。
4　防災管理者は、法第36条第1項に規定する業務を行う。
5　防災責任者は、次の各号に定める業務を行う。
(1)　担当区域内の防災担当責任者に対する業務の指導及び監督に関すること。
(2)　防災管理者の補佐に関すること。
6　防災担当責任者は、次の各号に定める業務を行う。
(1)　火気管理に関すること。
(2)　建物、火気使用設備器具、電気設備、危険物施設及び消防用設備等の日常の維持管理に関すること。
(3)　地震火災の発生要因を踏まえた火気使用設備器具の安全確認に関すること。
(4)　防災責任者の補佐に関すること。
(防火管理者等)
第4条　火災による災害に対応するため、本学の各キャンパス及び別表第1左欄に掲げる防火対象物(以下この条において「各キャンパス等」という。)毎に法第8条第1項に規定する防火管理者を置き、各キャンパスにあっては前条第1項に規定する防災管理者をもって充て、その他の防火対象物については別表第1右欄に掲げる者をもって充てる。
[別表第1] [別表第1]
2　防火管理者の下に防火責任者及び火元責任者を置き、それぞれ前条第2項に規定する防災責任者及び防災担当責任者をもって充てる。
3　学長等は、各キャンパス等のうち管理について権原を有する防火対象物に係る防火管理者に事故があるとき又は令第3条第1項第1号に規定する防火管理者の資格が無い者が充てられることになるときは、他の防火管理者有資格者の中から防火管理者を選任し、職務を代行させるものとする。
4　防火管理者は、法第8条第1項に規定する業務を行う。
5　防火責任者は、次の各号に定める業務を行う。
(1)　担当区域内の火元責任者に対する業務の指導及び監督に関すること。
(2)　防火管理者の補佐に関すること。
6　火元責任者は、前条第6項第1号から第3号に規定する業務及び防火責任者の補佐に関する業務を行う。
(権限)
第5条　防災管理者及び防火管理者は、その業務推進に当たって、学長等の指示を受け、あるいは意見を述べるとともに、防災又は防火管理上必要な事項を教職員、本学を勤務場所としている者、及び学生に指示する権限を有するものとする。
(自衛消防組織)
第6条　地震等災害発生時、被害を最小限度にとどめるため、教職員及び本学を勤務場所としている者をもって自衛消防隊を編成し、指揮、通報連絡、初期消火、避難誘導、安全防護、応急救護等の自衛消防活動を行う。
2　各キャンパスの自衛消防隊は本部隊と地区隊で編成し、本部隊に統括管理者、指揮班長、通報連絡班長、初期消火班長、避難誘導班長、安全防護班長及び応急救護班長(以下「統括管理者等」という。)を置く。
3　統括管理者等については、各キャンパス毎に別表第2に掲げる者をもって充てる。
[別表第2]
4　学長等は、各キャンパスのうち管理について権原を有する防火対象物に係る統括管理者等に事故があるとき又は令第4条の2の8第3項に規定する統括管理者の資格が無い者が充てられることになるときは、他の統括管理者有資格者の中から統括管理者等を選任し、職務を代行させるものとする。
(点検検査)
第7条　防火管理者は、消防用設備、避難施設その他火気使用施設について、適正管理と機能保持のため、次項に規定する基準により点検検査を行うものとする。
2　火災予防上の自主検査、消防用施設設備点検の基準は次の各号のとおりとする。
(1)　自主検査
区　　分 事　　項検　査　員回　数
防火上の設備一般各防火管理者及び防火責任者随　時
全般毎年6月12月
整理清掃状況屋内一般各防火管理者及び火元責任者随　時
屋外一般　〃
たき火、煙草吸殻等管理状況屋内各火元責任者随　時
屋外　〃
機械及び器具の管理状況各防火管理者及び火元責任者毎月1回以上
火気使用施設全般各防火管理者6ケ月に1回
電気設備絶縁抵抗測定電気主任技術者(国立大学法人茨城大学電気施設管理要項第2条に規定している者をいう。)毎年1回以上
危険物関係全般各防火管理者随　時
各火元責任者
　　危険物取扱者(法第13条の2第1項に規定する危険物取扱者免状を有する者をいう。)　
[国立大学法人茨城大学電気施設管理要項第2条]
(2)　消防用施設設備点検
区　　分事項外観的事項作動性能機能事項精密検査
消防の用に供するもの　一般3ケ月1回6ケ月1回3年1回
消火、警報、避難の設備等全般　　〃　　〃　〃
消防用水一般　　〃随　時　〃
防火水そう、貯水池等全般　　〃　　〃　〃
消火活動上必要な施設一般　　〃6ケ月1回　〃
排煙設備、連結送水管等全般　　〃　　〃　〃
貯水池の充水、消火器の員数出入口通路、非常口の障害状況等屋内随　時年2回
屋外　　〃
(改善措置)
第8条　第7条の規定により、改善を要する事項を発見した場合は、すみやかに防火管理者を経て防火責任者に報告するものとする。
[第7条]
2　防火責任者は、前項の報告を受けたときは、必要な改善措置を講ずるものとする。
(臨時火気使用)
第9条　構内の建物内外において、やむを得ず臨時に火気(たき火、ストーブ、電熱器その他)を使用する場合は、防火責任者を経て、防火管理者の許可を受けるものとする。
(防災防火教育)
第10条　教職員、本学を勤務場所としている者、及び学生は進んで防災防火に関して教育を受け、防災防火管理の推進に努めるものとする。
(消防訓練)
第11条　防災管理者は、有事に際し、被害を最小限度にとどめる(以下この条において「被害の防止」という。)ため、消防計画に基づいて原則として防災と防火に係る訓練を定期的に同日実施する。
2　防火管理者は、被害防止のため、消防計画に基づいて防火に係る訓練を定期的に実施する。
(関係委員会等)
第12条　防災管理者及び防火管理者は、消防計画の作成、消防訓練の実施等、防災防火管理上必要な事項を策定する場合は、必要に応じて国立大学法人茨城大学リスク管理委員会又はリスク管理対策連絡会議に諮るものとする。
(担当責任部署)
第13条　防災防火管理に係る事務局担当責任部署は別表第3に掲げるとおりとする。
[別表第3]
附　則
1　この規則は、平成22年4月1日から施行する。
2　茨城大学防火管理規則(昭和37年12月1日制定)は、廃止する。
附　則(平成23年7月11日規則第52号)
この規則は、平成23年7月11日から施行する。
附　則(平成25年3月29日規則第35号)
この規則は、平成25年4月1日から施行する。
附　則(平成27年3月31日規則第55号)
この規程は、国立大学法人茨城大学における規則等の体系化及び名称変更に伴う学内規則等の整備に関する規則(平成27年規則第55号)の施行の日(平成27年4月1日)から施行する。
[国立大学法人茨城大学における規則等の体系化及び名称変更に伴う学内規則等の整備に関する規則(平成27年規則第55号)]
附　則(平成29年8月29日規則第12号)
この規則は、平成29年8月29日から施行し、平成29年4月1日から適用する。
附　則(平成29年11月2日規程第80号)
この規程は、平成29年11月2日から施行し、平成29年9月1日から適用する。
附　則(令和3年3月19日規程第22号)
この規程は、令和3年3月19日から施行し、令和2年4月1日から適用する。
附　則(令和3年6月14日規程第46号)
この規程は、令和3年6月14日から施行し、令和3年4月1日から適用する。
附　則(令和5年3月31日規則第6号)
この規則は、令和5年4月1日から施行する。
[国立大学法人茨城大学事務組織規程の一部改正に伴う学内規則等の整備に関する規則]
別表第1(第4条関係)
防　火　対　象　物防火管理者
附属小学校(附属幼稚園を含む)各副校長
附属中学校
附属特別支援学校
地球・地域環境共創機構水圏環境フィールドステーション研究推進課長
水哉寮及びみずき寮学生支援課長
吼洋寮日立地区事務課長
国際交流会館(水戸地区)国際交流課長
職員宿舎(東原宿舎・東原住宅)財務部長
職員宿舎(油縄子宿舎)日立地区事務課長
別表第2(第6条関係)
キャンパス水戸キャンパス日立キャンパス阿見キャンパス
統括管理者等
統括管理者財務課長日立地区事務課長阿見地区事務課長
指揮班長契約課長日立地区事務課課長補佐阿見地区事務課課長補佐
通報連絡班長総務課長日立地区事務課総務グループ係長阿見地区事務課総務グループ係長
初期消火班長研究推進課長日立地区事務課会計・管理グループ係長阿見地区事務課会計・管理グループ係長
避難誘導班長人事労務課長日立地区事務課学務グループ係長阿見地区事務課学務グループ係長
安全防護班長施設課長日立地区事務課会計・管理グループ(施設管理担当者)阿見地区事務課会計・管理グループ係長
応急救護班長入学課長日立地区事務課学務グループ係長阿見地区事務課課長補佐
別表第3(第13条関係)
担当責任部署所　　掌　　事　　項
総務部総務課①防災防火に関する外部機関との連絡調整に関すること。
②防災防火に係る自衛消防組織の編成に関すること。
③防災管理者、防火管理者、統括管理者等に係る講習に関すること。
④茨城大学防災防火管理規程の制定又は改廃に関すること。
財務部財務課①防災管理者又は防火管理者を選任又は解任した場合及び消防計画を作成又は改訂した場合の所轄消防本部への届出に関すること。
②防災防火に係る消防計画の作成に関すること。
③防火に係る自衛消防組織の編成に関すること。
④防災防火に係る消防訓練に関すること。
⑤消防用物品の確保に関すること。
財務部施設課①大学全体の消防用施設設備点検一括契約の諸手続及び点検結果の所轄消防本部への報告に関すること。
②防災管理点検資格者(消防法施行規則(昭和36年自治省令第6号)第51条の12第3項)による点検及び点検結果の所轄消防本部への報告に関すること。
学務部学生支援課①防火管理者を選任又は解任した場合及び消防計画を作成又は改訂した場合の所轄消防本部への届出に関すること。
学務部国際交流課②防火に係る消防計画の作成に関すること。
研究・社会連携部研究推進課③防火に係る自衛消防組織の編成に関すること。
学部等支援部水戸地区事務課附属幼稚園・小学校グループ④防火に係る消防訓練に関すること。
学部等支援部水戸地区事務課附属中学校グループ
学部等支援部水戸地区事務課附属特別支援学校グループ
学部等支援部日立地区事務課①防災管理者又は防火管理者を選任又は解任した場合及び消防計画を作成又は改訂した場合の所轄消防本部への届出に関すること。
学部等支援部阿見地区事務課②防災防火に係る消防計画の作成に関すること。
③防災防火に係る自衛消防組織の編成に関すること。
④防災防火に係る消防訓練に関すること。
⑤消防用物品の確保に関すること。
⑥消防用施設設備の点検結果の所轄消防本部への報告に関すること。